Sence of Nonsence(無意味の意味について)
「それでは伺いましょう。意味があることに
どんな意味があるのです?
得があることや、救いがあることや、根拠のあることは、
損をすることや救われないことや
無根拠なことより勝っていると云うのですか?
そんなことはないでしょう。
だからあなたに兎や角云われる筋合いはない」
( 京極夏彦『塗仏の宴 宴の始末』 京極堂 中禅寺秋彦)
斜線部引用、太字部筆者
引用部しか読んでないので、本とは関係ない。本当は関係ある。太字部の だからあなたに兎や角云われる筋合いはない がつながっていないなぁと思うんであった。意味があることに意味があるのか、無意味と意味に差異はない、って言うんなら「あなた」に言う意味もないので「だからあなたに兎や角云う筋合いはない」が正確である。と思うんであるのよ。